「時価総額」や「ドミナンス」、どちらも投資の判断基準になる指標みたいだけど、どんな意味を持った数値でどんな見方をするんだろう？
１．時価総額とは
時価総額とは「仮想通貨の市場価格×発行枚数（※）」で計算されたものです。
市場価格も発行枚数も常に変動していますので、時価総額も常に変動している数値になります。
※流通枚数で計算することもあります。
２．時価総額からわかること
時価総額があらわしているのは、市場におけるそのコインの影響力や信用力です。
そのため、初心者が投資するのであれば、まずは時価総額ランキングの上位のコインがお勧めとされています。
流通量が多くても価格が安ければ、時価総額は上がりませんし、その逆も然りです。
流通量が多い＝取引量が増え流動性が高い（流動性の高いコインは注文が成立しやすい）
流通量が少ない＝流動性は低いが希少性は高い
価格が高い＝需要がある
価格が安い＝需要がない
ビットコインは発行上限枚数が決められており、流通量ランキングでは上位には入りませんが、希少性が高いことは価格高騰の要因になり得ます。
３．ドミナンスとは
時価総額がわかるともう一つの指標「ドミナンス」の理解もしやすいです。
ドミナンスとは仮想通貨市場全体の時価総額における、特定のコインの占有率（シェア）です。
計算式としては「特定のコインの時価総額÷市場全体の時価総額」です。
ドミナンスの低下→そのコインの価値が下がり、他のコインへ資金が流出している。
ドミナンスの上昇→そのコインの価値が上がり、他のコインから資金が流入している。
４．時価総額がわかるサイト
CoinMarketCap
たくさんあるコインの時価総額を全て自分で計算するのは大変です。
時価総額・ドミナンスを確認するのであれば、コインマーケットキャップを利用するのがいいでしょう。
最新の時価総額ランキング、時価総額の推移、ドミナンスなど必要な情報がまとまっています。
５．まとめ
初心者が投資するコインを選択する際には、時価総額ランキングを確認し、上位のコインから選ぶのが無難でしょう。
また、ドミナンスの変動は市場の資金の動きです。
ドミナンスが低下しているときは、多くの投資家が他のコインへの投資を優先しているということになります。
もちろん、これらはたくさんある投資判断基準のごく一部です。
過去のデータは未来の予測には役立ちますが、予測はあくまで予測。
実際にそのコインの価値が上がるか下がるかは誰にもわかりません。
実際の投資は様々な視点から考察して、後悔のない判断をするようにしてください。
コメント